マジックは人をだますもの、という考えは一部の間ではいまだに根強い。
でも、それもまたしかりではないかと思う。
そう思う人は、マジックを騙すものと騙されるものの勝負として楽しむのかも知れない。
いつかそれが何かのマジックをきっかけに変わるかも知れないが、それもまたしかり。
マジックというのはこうやってプラスにもマイナスにも見ることのできるエンターティンメントである。
不可能を可能にする。
それを純粋に受け止めることができる人を幸せにすることはできるのかもしれない。
でも決して、万人を幸せにできるエンターテインメントでは決してない。。
それができるというなら、それは奢りに過ぎないと断言してもいい。
でも、それでいいのだと、私は思う。
ちなみに、私はサーカスというものを全く楽しめない。
動物を使えば動物が哀れにみれるし、アクロバティックな演技は事故で死にはしないかと心配でならない。
つまるところどんなエンターテインメントも万人を楽しませることはできないのだ。
それを少しでも万人に近付けるための努力を、われわれエンターティナーはしなければいけないのだろう。